NPO法人ぴこはなのコラム「想いの循環」~想いのバトン~では、NPO法人ぴこはなに関わるメンバーたちの想いを紹介していきます。
今回は、小さいころから、下の子のお世話をするのが大好きだった、元保育士まりあさん。
「頑張りすぎなくて大丈夫。」と言い合える仲間の大切さを語ってくれました。

NPO法人ぴこはな理事/相談支援部 桐谷まりあ
1993年兵庫県出身・奈良県在住|兵庫大学短期大学部卒業|2児の母
元保育士として11年間、計5園で勤務。現在は、子育て支援や保育者向け勉強交流会を開催。「ママたちが力を抜ける存在でありたい」「保育現場をよくしたい」という想いを軸に活動中。共感力が強みで「話すと元気が出る」と言ったいただくことが多いです。
NPO法人ぴこはなのために、全力を尽くす
「私でいいんですか?」
代表の工藤いずみから声をかけてもらった時、真っ先に浮かんだ言葉でした。
私は器用ではない、一人では何もできない…
でも、子どもたちや保護者、保育者の力になりたいという想いだけは誰にも負けない。
だからこそ「私にもできることがあるなら挑戦したい。」
そんな気持ちで、NPO法人ぴこはなで、一歩を踏み出しました。今まで築いてきた保育士さんとのつながりを生かして、活動しています。
「いいママになれる」と信じていました

私は昔から、子供のお世話をすることが大好きでした。
近所の年下の子どもたちと遊ぶ時も、自然と面倒を見る役。
保育士になったのも、「子どもが好き」という気持ちが何より大きかったからです。保育士として11年間5つの保育園で働き、多くの親子と関わってきました。
だから、自分が母親になることにも、不安はありませんでした。
「知識も経験もある。早くママになりたい!」
「私なら、絶対いいママになれる!」
そう思っていたのですが…
思い描いていた子育てとは違った
実際ママになると思ってたのと全然違う…!
上の子のイヤイヤ期と下の子の妊娠出産が重なり、上の子が、かわいいと思えなくなりました。
よく耳にする”上の子が可愛くない症候群”ってやつですねw
毎日が慌ただしく過ぎ、睡眠不足と疲労で心にも余裕がなくなっていったのが原因の一つだと思いますが、一人で抱え込んでいたことも大きいです。
保育士だったこともあり、保育園では子どもたちに優しく関われるのに、自分の子どもには優しくできない。
「なんで私はこんなにイライラしてしまうんだろう。」
「保育士なのに。」
そんなふうに、自分を責め続けていました。
子育ては、知識だけではどうにもならない。目の前の我が子だからこそ難しい。
その現実を、身をもって知りました。
子育ては「己育て」だった
保育士ママとして、子育てに悩んでいた私の転機になったのは、子育てコーチングとの出会いでした。
最初は「子どもへの関わり方を学びたい」と思って学び始めたのですが、実際に学んだのは、子どもへの向き合い方だけではなく、自分自身と向き合うことでした。
自分が変わり、子どもを見る目が変わる。すると、不思議なくらい子どもの反応も変わるんです。
「子育てって、子どもを育てることじゃなく、自分も一緒に育っていくことなんだ。」そう思えるようになりました。
子育てはまさに己育て(自分を育てること)と、今でも日々痛感しております!
子育てコーチングを学んだことで、自分の考え方、捉え方がガラッと変わりました。
「一人じゃない」が私を変えてくれた
ぴこはなには、同じように悩み、迷い、それでも前を向こうとしている仲間がいます。
「安心できる場所。」「自分は自分のままでいいと思える場所。」
誰かが正解を教えてくれるのではなく、一緒に考えてくれる。
「それでいいんだよ。」と言い合える仲間がいることが、どれほど心強いか、私は身をもって知っています。
だから今度は、私が誰かの「安心」になりたいと思いました。
1人では難しいですが、NPO法人として、同じ想いの素晴らしい仲間と共に、より多くのママ、パパ、そして保育者の方々に、安心できる場所を届けたいです。
子育ては、一人でするものじゃない

私が目指しているのは、子どもを社会全体で育てられる未来です。
子どもだけでなく、お母さんも、お父さんも、保育者も、地域のみんなも。
「一緒に育っていく。」そんな文化をつくりたいです。
ぴこはなには、安心して相談できる人がいます。子どもの成長を一緒に喜んでくれる人がいます。だから、一人で頑張りすぎないでください。
私は、とにかく子育てに悩むママたちに「一人じゃないよ!」と伝えたい。
色んな情報が取れる世の中だからこそ、まずは目の前の我が子の様子や自分自身の想いに気づいてほしいです。
正解を探さなくても大丈夫。
それが、私が届けたいメッセージです。
子どもたちへ
子どもたちには伝えたいことがあります。
「やりたいことは、どんどんやってみて。」
そして、「困った時は、人を頼っていい。」
子どもたちが失敗を恐れず挑戦できるようになるには、温かい見守りと、器の大きな大人たちが必要です。
その環境をつくることが、私たち大人の役目です。
応援してくださる皆さまへ
応援、本当にありがとうございます。応援してくださる方、協力してくださる方に感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちの活動は、応援してくださる皆さまがいるからこそ続けることができます。
「応援してよかった。」
そう思っていただけるよう、一つひとつの出会いを大切にしながら歩んでいきます。
そして、子育てが「頑張るもの」ではなく、「みんなで育ち合うもの」になる社会を、皆さんと一緒につくっていけたら嬉しいです。
あなたの応援が、次の親子の安心につながります。
ぴこはなは、子どもたちだけでなく、ママや保育者、地域のみなさんとともに「愛と安心がめぐる社会」を目指しています。
この活動を、ぜひ一緒に育ててください。
8月8日、名古屋で行われるNPO法人設立記念セレモニーの後、9月には、大阪で保育者マルシェのイベントを企画しています。
日ごろの疲れを癒し、明日からのエネルギーになるようなマルシェとなっていますので、ぜひ、お越しください。

