NPO法人ぴこはなのコラム「想いの循環」~想いのバトン~では、NPO法人ぴこはなに関わるメンバーたちの想いを紹介していきます。
「子育てはでひとりではできない。人とのつながりや周りの支えがあってこそ、親も子どもも安心して笑顔でいられると実感しています。」
そう話すのは、ぴこはな理事、地域連携部、親支援部主幹の上原まゆかさん。海外育児での孤独の経験や、価値観が変わった経験について語ります。

NPO法人ぴこはな理事/地域連携部/親支援部主幹 上原まゆか
1977年生愛知県出身・愛知県在住|2児の母
保育士資格を持ち、アメリカでの子育てやプリスクール勤務を経験。「生まれてくる子どもたちには、みんな幸せになってほしい。」という想いで活動中。
生まれてくる子みんなに、幸せになってほしい
「生まれてくる子どもたちには、みんな幸せになってほしい。」
この想いは、子どもの頃からずっと変わりません。
でも、その想いが本当の意味で自分の中に根づいたのは、子育ての楽しさを知った時ではありませんでした。
誰にも頼れず、「ひとり」で子育てをしていた、あの苦しかった日々があったからです。
世界が変われば、「当たり前」も変わる
子どもの頃は、とにかく体を動かすことが大好きでした。
体育が一番好きな教科で、特にバスケットボールに夢中。幼稚園の頃から先生には「小さい子のお世話が上手だね」と言われ、年下の子どもと遊ぶことが大好きな、天真爛漫な子どもでした。
「いつか自分も子どもを育てたい。」
そんな気持ちは、ごく自然な夢でした。
辛いのは、子育てではなく【孤独】であること

人生が大きく変わったのは、夫の仕事で家族そろってアメリカへ渡ったことでした。
しかもコロナ禍。
子どもたちは学校へ通えず、知り合いもいない。
言葉も分からない。
自分ひとりでは病院にも連れて行けない。
日本へ帰りたくても帰れない。
外へ出ることさえ怖くなり、まるで大きな檻の中に閉じ込められているようでした。
「子育てがつらい。」
そう思っていたけれど、本当につらかったのは、子育てそのものではありませんでした。
誰にも頼れないこと。
その孤独だったのです。
正解は1つじゃない
少しずつ子どもたちが学校へ通い始め、友達ができ、地域の人たちとつながるようになると、世界は大きく変わりました。
アメリカでは、本当にさまざまな家族と出会いました。
学校の雰囲気も、日本とはまったく違いました。
「こうあるべき。」
「普通はこう。」
そう思っていたことが、世界では決して当たり前ではなかったのです。
子育ても、家族の形も、価値観も、本当に人それぞれ。
正解は一つではなく、その人らしさを大切にすることが、親にとっても子どもにとっても何より大切なのだと知りました。
この経験は、私の価値観を根本から変えてくれました。
「笑っている時間」が、いちばん幸せ

私は、くだらないことで家族みんながゲラゲラ笑っている時間が大好きです。
子どもたちが笑っている。
その姿を見るだけで幸せを感じます。
だからこそ思うのです。
子どもたちの笑顔を支えるのは、お母さんの笑顔なんだ、と。
毎日頑張っているママたちに、「ひとりで抱えなくていいよ」「大丈夫だよ」と伝えたい。
そんな想いで、ぴこはなの活動に関わっています。
「世界が変われば、当たり前も変わる。」
今、もし子育てが辛くて苦しいなら、一歩違う環境に飛び込んでみてもいいかもしれません。
ぴこはなが、その一歩になれると信じています。
愛と平和があふれる未来へ
ぴこはなのビジョンである「すべての子どもが、生まれてきてよかったと思える社会」
初めてその話を聞いた時、「私がずっと心の中で願っていた未来だ」と感じました。
同じ想いを持つ仲間となら、一人ではできないことも形にできる。
私はそう信じています。
目指したいのは、一人ひとりの個性が大切にされ、違いを認め合い、できないことではなく「その人にしかない強み」に目を向けられる社会。
子どもたちが安心して成長し、ママも安心して子育てができる。
そして、いじめや孤独のない、愛と平和があふれる未来を、仲間と一緒につくっていきたいと思っています。
最後に
子育ては、一人で頑張らなくても大丈夫です。
悩んだり、迷ったり、怒ってしまったりする日があっても大丈夫。
子どもを大切に思っているからこそ、いろいろな感情が湧いてくるのです。
もし少しでも苦しくなったら、一人で抱え込まず、誰かを頼ってください。
ぴこはなは、あなたが安心して帰ってこられる場所でありたいと思っています。
応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。
皆さまの応援が、人とのつながりを生み、そのつながりが親子の安心へと変わり、子どもたちの笑顔へとつながっていきます。
これからも一緒に、愛があふれる未来を育てていけたら嬉しいです。

