ママが幸せになることは、子どもの幸せにつながっていく
ぴこはなでは、ママたちが安心して話し、自分自身を見つめ直せる場所として「ほっとエリア」(親支援部)を進めています。
子育てをしていると、つい「私が頑張らなきゃ」「母親なんだから」「ちゃんとしなきゃ」と、自分の気持ちを後回しにしてしまうことがあります。
でも、ママが自分を大切にすることは、わがままではありません。
ママの心がほっとゆるむことは、子どもや家族の安心にもつながっていきます。
私たちは、話すこと、知ること、つながることを通して、お母さんが自分らしさを取り戻せる場所をつくりたいと考えています。
なぜ、ママのための場所が必要なのか
「子育てを学ぶ」と聞くと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
でも、ただ誰かと話すだけならどうでしょう。
好きなことを話す。
少しだけイライラを吐き出す。
「私だけじゃなかった」と感じる。
誰かの言葉から、自分の気持ちに気づく。
そんな小さなきっかけが、お母さんの心を少しずつゆるめてくれます。
だから私たちは、ほっとエリア(親支援部)という場所をつくります。
「私が頑張ればいい」と思っていた
さやかさんは、ほっとエリアを大切にしたい理由をこう話します。
さやか「私はもともと、『お母さんのマインドが大事』とか『まずお母さんを整えて』という言葉に、あまりピンときていませんでした。子どもも多いし、私が頑張ればいい、私がやらなきゃって思っていて。今思うと、典型的な自己犠牲タイプのお母さんだったと思います。」
保育士としてたくさんの親子と関わる中で、ママたちの大変さを目の当たりにしてきたさやかさん。
「何かしてあげたい」
「もっとママたちの力になりたい」
そんな思いからコーチングを学び始めました。



「コーチングを学ぶ中で、アウトプットする場ができたり、他の人の話を聞いたりして、『それって言っていいんだ』『私も一緒だ』と思えたんです。吐き出すって、こんなに楽になるんだと気づきました。」
マイナスな気持ちを吐き出すことで、新しい考え方を受け取れるようになる。
ネガティブだと思っていた感情も、視点を変えれば、自分を知るためのきっかけになる。
その体験から、さやかさんは「ママがまず整うこと」の本当の意味を実感したといいます。



「お母さんが整わなきゃいけない、という感覚で来るのではなくて、ただ話したい、好きなことを話したい、ちょっとイライラを楽にしたい、そんな入口でいいと思っています。知らないうちに心が整っていって、『自己犠牲って違うんだ』『お母さんが整うと家族も整うんだ』と気づける人を増やしたいです。」
大切にしたいのに、大切にできない理由
えりさんは、子育てをしながら、夫婦関係に悩んだ自身の経験から、ママが自分を知ることの大切さを感じてきました。



「私は今、夫婦関係に悩んでいる人たちと関わることが多いんです。それは、私自身がものすごく悩んだからなんですよね。」
出産後、それまで仲の良かった夫婦関係が変わり、夫へのイライラが強くなっていったというえりさん。
ある日、夫から離婚したいと言われ、別居も経験しました。



「どん底に落ちた時に、ようやく自分自身を知る必要があるんだと再認識しました。夫との関係をどうにかしようとか、夫に好かれようとするのではなく、とにかく自分のことを知って、自分を大事にすることをやりました。」
自分を大切にすることに向き合った結果、子育てのイライラも減り、夫婦関係にも変化があったといいます。



「自分に対して『こうしなければいけない』『こうでなきゃいけない』という呪いをかけていると、自分を許せないんです。自分を許していないと、どうしても他人も許せない。だから、大切にしたい人がいるのに大切にできないと悩んでいる人ほど、まず自分を大切にすることが必要だと思っています。」
大切にしたいのに、大切にできない。
そんな苦しさの奥には、自分でも気づいていない思い込みや、許せていない気持ちがあるのかもしれません。
ほっとエリアは、その理由を一緒に見つけていける場所でありたいと思っています。
家族だけで子育てするのは、無理だった
まゆかさんは、アメリカでの生活が大きな転機だったと話します。



「最初にアメリカに行った時のことが大きいです。コロナの時期だったので、子どもたちが学校に行けなくて、家族全員がずっと家にいる状態でした。」
言葉の壁があり、周囲に相談できる人もいない。
子どもたちも学校に行けず、コミュニケーションを取る機会も少ない。
まゆかさんは、「連れてきてよかったのだろうか」と不安になり、強く後悔した時期もあったといいます。



「相談する人も仲間もいない状態が、すごくしんどかったです。大きな檻に入れられているような気持ちでした。」
その後、少しずつ人と関われるようになり、学校も再開していく中で、まゆかさんの心も落ち着いていきました。
そこで気づいたのが、家族だけで子育てをすることの難しさでした。



「家族だけで子育てしていくのは無理なんだなと思いました。子育てって、やっぱり誰かと関わりながらやっていくことが大事なんだなって。人と話すことでストレスも発散するし、いろんな話ができます。」
さらに、アメリカでの生活を通して、「普通だと思っていたことは、全然普通ではなかった」と感じたそうです。



「日本で当たり前だと思っていたことが、全然当たり前じゃないと感じました。私自身、すごく狭いところにいたんだなと思ったんです。ママたちも、『こうしなきゃいけない』『子どもはこうあるべき』という狭い価値観の中にいることがあると思う。そうじゃないと知れる場所が、もっとあるといいなと思っています。」
ほっとエリアが目指す未来
私たちがつくりたいのは、ママに何かを教える場所ではありません。
話すことで、自分の本音に気づける場所。
誰かの言葉に、「私だけじゃなかった」と思える場所。
自分を責める毎日から、少しだけ抜け出せる場所。
「私はどうしたい?」に戻れる場所。
ママが自分の幸せを後回しにし続けるのではなく、安心して自分自身を大切にできるようになる。
その安心が、子どもへ、家族へ、地域へとめぐっていく未来を目指しています。
ママが幸せであること
座談会の中で、大切なキーワードとして出てきたのが、「ママが幸せであること」でした。
えりさんは、人が生まれてくる時には、まず「ママを幸せにする」というミッションがある、という考え方を紹介してくれました。



「最初のミッションは、ママを幸せにすることだと言われているんです。ママが幸せになることで、子どもは次に『自分を幸せにする』というステージへ進んでいける。だから、お母さんが幸せである必要があるんだと、私は強く思っています。」
この話を聞いて、メンバーの中でも大きな気づきがありました。



「めっちゃしっくりきました。お母さんが幸せになることで、子どものミッションをクリアさせてあげられるんだね。」



「そう思うと、お母さんたちも『自分ばかり幸せになっていいのかな』という罪悪感が少し軽くなる気がします。お母さんが幸せになることは、子どものためでもあるんですよね。」
ママが笑っていること。
安心していること。
自分らしくいられること。
それは、子どもにとっても大きな安心になります。
ほっとエリアでは、お母さん自身が「私は幸せになっていい」と思えるきっかけを届けていきたいと考えています。
どんな人に、ほっとエリアに来てほしいか
最後に、それぞれが「どんな人にほっとエリアに来てほしいか」を語りました。



「私は、自己犠牲をしているママたちに来てほしいです。『私が頑張ればいい』『私が我慢すればいい』と思っているお母さんに、子どもの幸せのためにも、お母さんがまず幸せになることが大切なんだと知ってほしいです。」



「私は、大切にしたいと思っているのに、大切にできないと悩んでいるママたちに来てほしいです。大切にしたいはずなのに、できない。その理由が、ここに来たら知れると思います。」



「私は、自分らしくできるようになってほしいです。自分らしく笑って、自分らしく過ごして、人に合わせる必要はない。そう思えるお母さんたちが増えたらいいなと思います。」
口に出してみることで、自分の本音に気づくことがあります。
抱えていたイライラも、話してみると少し小さくなることがあります。
誰かの言葉を聞いて、「私だけじゃなかった」と思えることがあります。
ほっとエリアは、そんな小さな気づきが生まれる場所でありたいと思っています。
ほっとできる場所から、未来は変わる
子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会は、一日ではできません。
でも、ママがほっとできる時間は、親子の未来につながっています。
ママが自分を大切にできること。
安心して話せる場所があること。
「ひとりじゃない」と思えるつながりがあること。
その一つひとつが、子どもたちの安心を育てていきます。
もし、今少しでも「私、頑張りすぎているかもしれない」と感じているなら。
ほっとエリアは、そんなあなたが安心して立ち寄れる場所でありたいと思っています。
あなたが幸せになることは、子どもの幸せにもつながっていく。
そのやさしい循環を、ぴこはなはほっとエリアから育てていきます。
9月5日開催「子育てを後悔したくないママ集合!〜イライラレスキュー〜」
ほっとエリアでは、9月5日に無料オンラインイベント
「子育てを後悔したくないママ集合!〜イライラレスキュー〜」を開催します。
毎日子どもと向き合う中で、
「また怒ってしまった」
「本当はこんなふうに言いたくなかった」
「子どもの寝顔を見て、今日も反省している」
「イライラしたくないのに、止められない」
そんなふうに感じることはありませんか?
このイベントは、「怒らないママになる」ためのものではありません。
イライラしてしまう自分を責めるのではなく、
「どうして私はこんなにイライラしてしまうんだろう?」
その理由を知り、自分の心に少しやさしくなるための時間です。
当日は、イライラが起きる仕組みや、自分のタイプを知るワークを通して、子育ての中で抱えている気持ちを一緒に見つめていきます。
「私だけじゃなかった」
「話してもいいんだ」
「少し肩の力が抜けた」
そんなふうに感じてもらえる時間になれば嬉しいです。
子育てを後悔したくない。
でも、毎日うまくできるわけじゃない。
そんなお母さんたちが、ひとりで抱え込まず、ほっと一息つけるきっかけになりますように。









