NPO法人ぴこはなのコラム「想いの循環」~想いのバトン~では、NPO法人ぴこはなに関わるメンバーたちの想いを紹介していきます。
「子育ては、一人で頑張らなくていい」
そう話すのは、NPO法人ぴこはな 地域連携部の中谷あきさん。3人のお子さんを育てながら、「子育てを楽しめる環境を作りたい」という想いで活動しています。

NPO法人ぴこはな地域連携部主幹 中谷あき
1990年奈良県出身・在住|3児の母
スポーツ専門学校卒業。全国専修学校各種学校連合会より、学業・生活態度ともに模範となる学生として表彰。大学職員として小学校で体育や遊びのサポートを経験した後、スポーツ専門学校勤務、フィットネスクラブ店長として新店舗立ち上げや全国でのコーチ育成に携わる。
現在は、子育てコーチング資格を取得し、ママ向けストレッチ、お洋服の上からできるベビー&キッズマッサージなどを通して、親子が笑顔になれる時間づくりを行っている。誠心誠意、寄り添ったサポートがモットー
人と関わることを大切にしたい
私は冬でも半袖・短パンで、男の子に混ざってサッカーやキックベースをして遊ぶ。そんな活発な子どもでした。
振り返ると、子供のころから現在までずっと、体を動かすことが大好きで、人と関わることも大好きという私の「好き」は、変わっていません。
大学受験では、参考書を自分のお小遣いで買い、毎日13時間以上勉強するほど努力しましたが、結果は不合格。でも、この挫折の経験が「自分は何を大切にして生きていきたいのか」を考える大きな転機になりました。
「体を動かすことを通して、人の生活や心を豊かにしたい。」
その想いからスポーツの道へ進み、学校やフィットネス業界で子どもから大人まで、多くの人と関わる仕事を続けてきました。
長女の登園渋り…理想と現実の間で起業
そんな私の人生の中での大きな転機は。長女の登園渋りでした。
育休から復帰し、長女は年少クラス、弟は1歳児クラスへ入園。
しかし、長女の激しい登園渋りが一年間、続きました。副園長先生や担任の先生と何度も面談を重ねても、なかなか長女の登園渋りの解決にはつながらず…。
ちょうどその頃、第3子の産休に入り、子育てコーチングを学び始めます。
「子どもとの時間も大切にしたい。」
「仕事のやりがいも諦めたくない。」
そう考え、起業を決意しました。

私を救ってくれたのは、人とのつながりでした
今は3児の母として、楽しく子育てができていますが、1人目の子育ては、不安ばかりでした。
初めての育児。睡眠不足。体力も低下し、心も体も余裕なし。ですが、夫も家族を支えるために必死で働いていたので、簡単には頼れませんでした。
子どもに恵まれた幸せはあるのに、家族のこと、将来のこと、不安ばかりが膨らんでいく毎日…。
そんな私を支えてくれたのは、地域で出会ったママ友や、そのご家族でした。一緒に季節の行事を楽しみ、家族ぐるみで交流する中で、
「子育ては一人で頑張らなくていい。」
「子育てって、楽しんでいいんだ。」
そう思えるようになりました。
でも、このような出会いは偶然です。私はたまたまご縁に恵まれましたが、今の時代「家族ぐるみで交流できるママ友」が近くにいるか、というとなかなか難しいと感じます。
誰もが安心できる仲間に出会えるとは限りません。住む場所や環境、ご縁によって、大きく左右されます。
だからこそ私は、誰もが安心してつながれる環境を広げたいと思っています。
後輩だった”いずみ”と、もう一度走る
私には、もう一つのご縁があります。NPO法人ぴこはなの代表・工藤いずみは、私の高校時代のソフトボール部の後輩なんです!
青春時代を一緒に過ごした仲間。当時からいずみは努力家で、とても優秀な後輩でした。
久しぶりに会って、工藤いずみの話を聞いた時の第一印象は、「すごいなぁ。」その一言でした。
私は壮大な夢を語るタイプではありません。「目の前の人と幸せになりたい。」その想いで活動してきました。
だからこそ、「私も何か力になれたら。」そう思い、ぴこはなの活動に加わりました。
小さな安心を、地域から
今も私は、奈良県で、子育て支援教室をボランティアで開催しています。
私自身が地域の皆さんに支えてもらったからこそ、今度は私が誰かを支えたい。
できることは小さいかもしれません。
でも、その小さな活動が、誰かにとって大きな安心につながると信じています。
優しさや思いやりは、巡り巡って自分自身の幸せにもつながります。
そんな背中を、我が子含め、子どもたちにも見せ続けたいと思っています。

「安心」が広がる未来へ
私にとって、ぴこはなが表す未来は一言で言えば、「安心」です。
子育てをするすべての人が、安心して子育てを楽しめる社会。
一人で抱え込まなくてもいい社会。
その安心が、親から子へ、地域へ、次の世代へと広がっていく未来をつくりたいと思っています。
子どもたちへ
だいじょうぶ。
あなたは、みんなから愛されている存在だよ。
応援してくださる皆さまへ
いつも応援ありがとうございます。私たちの活動は、まだ小さな一歩かもしれません。
それでも、この活動が誰かの「安心」につながることを信じています。
「愛と安心がめぐる社会へ。」
その未来を皆さんと一緒に育てていけたら嬉しいです。

