NPO法人ぴこはなのコラム「想いの循環」~想いのバトン~では、NPO法人ぴこはなに関わる人たちの想いを紹介していきます。今回はNPO法人ぴこはな相談支援部の、たえこさんのインタビューをお届けします。
「一人ではできないことも、仲間とならきっとできる。」
その言葉の背景には、保育士として、母として、そして世界を旅した経験から感じてきた「人とのつながり」への想いがありました。

NPO法人ぴこはな 相談支援部メンバー 眞仲妙子
1980年生まれ、茨城県在住。3児の母
保育士歴15年、オーストラリアでのベビーシッター・保育士も経験。11年間、専業主婦として、3姉妹の子育て中。現在は、ベビーシッターや子育てサポートコーチとして活動している。人と関わることが好きで、誰かの力になれることにやりがいを感じている。
子どものころから、お世話が大好き→保育士の道へ

私は子どもの頃から、近所の小さい子たちのお世話をするのが大好きでした。子ども会の集まりでは、みんなをまとめる役。真っ黒に日焼けして、男の子でも女の子でも関係なく、活発に遊んでいました。
振り返ると、小さい頃から「誰かと関わること」「誰かの力になること」が好きだったのかもしれません。子どもが好きで、保育士になりました。
保育士の知識があっても、我が子の子育ては思い通りにいかない
保育現場でたくさんの子どもたちと関わり、多くの保護者の方の悩みに触れました。保育士の知識を生かして「もっとママたちの力になれたらいいのに…。」ともどかしく思うことが何度もありました。
そして、自分自身も3人の子どもを出産。保護者の力になりたいと思っていた私も、我が子の子育てでは、悩みが付きませんでした。保育士ママが、子育てに悩むというのはあるあるのだそうです。本当に、その通りで我が子の子育ては悩みの連続。
専業主婦として、3人の子育ての経験を重ねるうちに「これまで培ってきたことを生かして、保育士とは違う形で、子育てをする保護者の方を支えたい」と思うようになりました。
その想いが、今のベビーシッターや子育てサポートコーチとしての活動につながっています。
オーストラリアで感じた「心は通じ合える」
私の人生の大きな転機は、ワーキングホリデーでオーストラリアに一年間滞在したことです。
保育士として4年間働いた後、「さらに保育を学びたい」「広い世界を見てみたい」という思いから、海外へ飛び出しました。
現地ではベビーシッターや保育士として働き、オーストラリア一周も経験しました。世界中から集まった、本当に多くの人たちと出会いました。言葉が十分に通じなくても、同じ景色を見て感動したり、一緒にお酒を飲み、歌い、肩を組んで笑い合ったり。
「言葉が通じなくても、心は通じ合える。」
そんなことを、何度も感じました。
それは、子どもとの関わりにも通じると思います。
まだ自分の気持ちをうまく言葉にできない子どもに対して、親は表情や仕草、泣き声から、その思いを一生懸命に理解しようとします。言葉にならない思いを、何とか分かろうとする。その気持ち自体が、とても尊いと思うのです。
人と人とのつながりは、相手を理解しようとする気持ちから始まる。
この想いを、これからも大切にしていきたいです。
「地域のリビング」に、鳥肌が立った

ぴこはなに関わるきっかけは、代表のいずみさんが描く「地域のリビングの創出」というビジョンに共感したことでした。
初めて聞いた時は、鳥肌が立つくらいワクワクしました。
人と人とのつながりが希薄になりつつある今、思い浮かんだのは、昔ながらの温かい地域の風景です。人が自然に集まり、声をかけ合い、支え合う。
人はいつの時代も、そんな温かいつながりを求めているのではないでしょうか。
その風景が、新たな形でまた広がっていく未来を想像して、胸が高鳴りました。
子どもも大人も、自分らしく過ごし、人とのつながりを感じられる地域に。
そんな場所づくりに、私も携わりたいと思いました。
子どもを知ろうとすることから始めてほしい
今、子育てをしているみなさんに伝えたいことがあります。
子育ての形は、家庭によってさまざまです。でも、どんな子育てにも大切にしてほしいことがあります。
それは、目の前の子どもを知ろうとすることです。
子どもの行動には、その子なりの気持ちや理由があります。子どもの心や発達について知ることで、今までとは違った見方ができることもあります。
親の思いや考えだけで判断するのではなく、子どもが何を感じ、何を伝えようとしているのかに目を向けてみてください。
そして、子どもを理解することから、それぞれの親子に合った関わり方を見つけていってほしいと思います。
子どもたちへ
あなたは、あなたのままで大切な存在です。
誰かと比べなくても大丈夫。
自分の好きなこと、やってみたいことを大切にしながら、自分らしく育っていってね。
AIがどんどん発達して、10年後がどんな未来になっているのか、今は想像もできません。でも、どんな時代になっても、自分の心がワクワクすることを、自分で選んで進んでいってほしい。
そして、人と人とのつながりを大切にして、一緒に笑い合える仲間がそばにいてくれたらうれしいです。
応援してくださる皆さまへ
ぴこはなの活動に関心を寄せ、応援してくださる皆さま、ありがとうございます。
人と人とのつながりが希薄になりつつある今だからこそ、子どもも大人も、誰もが安心して集まり、笑い合える場所を大切にしていきたいと思います。
一人ではできないことも、人と人がつながり、想いを重ねることで、少しずつ形にしていけると信じています。
応援する人も、される人も、みんなが地域をつくる大切な仲間です。
これからも、皆さまと一緒に、人と人が自然につながり、笑顔が広がる温かい地域をつくっていきます!
笑顔あふれる親子が増え、社会全体の笑顔が増える。
そんな温かい未来を、一緒に育てていきませんか。

