NPO法人ぴこはなのコラム「想いの循環」~想いのバトン~では、NPO法人ぴこはなに関わるメンバーたちの想いを紹介していきます。一人ひとりの経験から生まれた想いが、誰かの安心につながり、また次の誰かへ。
ぴこはなに関わるメンバーたちが、なぜこの活動を始めたのか。
どんな未来を願っているのか。
この記事では、運営管理部メンバー、河本なおさんを紹介します。

NPO法人ぴこはな 運営管理部メンバー 河本なお
1990年生まれ、愛知県出身。愛知教育大学卒業・3児の母
小・中学校の英語教員として勤務。モットーは「自分の半径3メートルを幸せに」
「安心して話せる」「全部を受け入れてくれる包容力がある」と言われます。
人とすぐに打ち解け、やると決めたことはとことんやり抜くことが得意です。
好きなことをして、のびのび育った私が子育てでつまずいた
絵を描くこと、歌を歌うことが大好き。3人きょうだいの末っ子として、たっぷりの愛情を受けながら、やりたいことを自由に楽しみ、のびのびと育ってきました。
好きなことには、とことんはまるタイプ。
暇さえあれば広告の裏紙に絵を描いていて、小学2年生のときには母に、「いつになったら絵を習いにいけるの?」と直談判したほどです(笑)。
中学3年生まで絵画教室に通い、美術関係の仕事を考えたこともありました。
地域の子ども会や親子クラブ、絵画教室の合宿などにもよく参加していたので、人と関わることも大好きでした。
そんな私が、今、NPO法人ぴこはなの活動に関わっている原点には、「子育てって、こんなに大変だったんだ」という、自分自身の経験があります。
「子育てを学ぶ」ことで、自分自身が変わった

3人目の育休中。時間にはゆとりがあるはずなのに、子どもたちと一緒にいる時間が長くなるほど、ストレスが溜まっていく。そんな自分に、嫌気がさしていました。
ある日、上の2人がケンカをしているとき、子どもたちの口から出てきた言葉を聞いて、ハッとしました。それは、普段私が子どもたちにかけている言葉、そのものでした。
「仲良くできないなら一緒に暮らせない!」
本当は、そんなことを言いたいわけじゃない。自分が育ててもらったように、愛情たっぷりに育てたい。なのに、できていない。
「仕事をしていた時の方が良かったんじゃないか」そんなことまで思ってしまう自分に、ずっとモヤモヤしていました。
そこで、子育てを学ぶことを決めました。
「子育ては己育て」という考えのもとで学び続け、子どもと向き合いながら、自分自身とも向き合う。すると、少しずつ自分の見え方が変わっていきました。
「私、子育てめちゃくちゃ頑張ってる!!」そう、自分自身を認められるようになったのです。
育児本やInstagramなど、たくさんの情報があふれている今だからこそ、私は「覚悟を決めて子育てを学ぶ」ことの意味を実感しました。
「育休復帰が当たり前」だと思っていた私が知ったこと
子育てを学び、さらにビジネスについても学んだことで、これまでの自分がいかに小さな世界の中で生きていたのかに気づきました。
今あるものに感謝すること。
「自分は何ができる存在なのか?」と、自分の在り方を考えること。
そして、「育休から復帰するのが当たり前」だと思っていた自分の価値観も、行動して世界を広げることで、選択肢はいくらでもあるのだと知りました。
世界を広げると、「こうしなければいけない」と思っていたことが、実は一つの選択肢にすぎなかったと気づくことがあります。
その経験は、今の私の子育てや活動にもつながっています。
「こんな世の中になったらいいのに」を、本当に叶えようとしている人がいた
ぴこはなの代表・工藤泉さんから、初めて構想を聞いたとき、私は衝撃を受けました。
「こんな世の中になったらいいのに」
そう思うことはあっても、それをここまで具体的に言葉にして、実際に叶えるために動いている人がいる。
「この先の日本は、教育現場はどうなってしまうんだろう……」
そんな不安や愚痴をこぼしながら日々を過ごすよりも、「少しでも叶えたい未来に近づくために、行動している代表についていき、一緒に子どもたちが安心して暮らせる世界を作ってみたい!」そう思いました。
私にとって、ぴこはなは、「実家のような、心の拠り所」です。何でも話せて、100%受け止めてもらえる。そんな安心できる場所を、今度は自分たちの手でつくっていきたいと思っています。
子ども、お母さん、先生。誰か一人ではなく、みんなが幸せになる未来へ
私はこれまで、教員として教育現場で働き、たくさんの子どもたちやご家庭と出会ってきました。学校の立場も、保護者の立場も経験したからこそ、強く感じていることがあります。
それは、「子どもたちの健やかな成長を願う気持ちは、みんな同じ」ということ。
それでも、コミュニケーション不足や、ほんの少しの認識のズレから、保護者と学校との間にひずみが生まれてしまうことがあります。
子どもたちの友達関係でも同じです。自分の気持ちを伝えること。相手の気持ちを想像すること。違いを認めながら、一緒に考えていくこと。
これからの子どもたちに必要なのは、「コミュニケーション力」なのではないかと考えています。
AIが発達し、分からないことは聞けばすぐに答えが返ってくる時代。だからこそ、これからの子どもたちには、AIには代えられない、「人間だからこそできること」を大切にしてほしい。
そのためには、まず、
「自分を大切にする」
「人とつながる」
「自分で考える」
という心の土台を育てることが大切だと思っています。
そして、その土台の一番最初にあるのが家庭です。ママたちが安心して子育てできることが、子どもたちの未来につながっていきます。
家庭で育まれた安心を持って、子どもたちは学校や地域へ出ていき、そこで出会う先生や友達との関わりから、新しい世界を知り、成長していきます。
先生には、子どもたちに直接関わり、その場で言葉を届け、未来を見せることができるという大きな力があります。私は、先生たちにも自分の仕事に誇りを持ち、子どもたちと向き合うことを楽しみながら、自分らしく働いてほしいです。
生き生きと働く大人の姿そのものが、子どもたちにとって「こんな大人になりたい」「こんな未来もいいな」と思えるきっかけになります。
親が安心する。子どもが育つ。大人も成長する。
その安心や成長が、また次の誰かへつながっていく。
そんな「愛と安心の循環」を、NPO法人ぴこはなは育てていきたいと考えています。

すべての人が、思いやりをもって行動できる温かい未来へ
私が思い描くぴこはなの未来は、「すべての人が思いやりをもって行動できる温かい未来」です。
子どもたちには、「人は一人では生きていけない。自分を大切にし、周りを大切にすることで、自分も周りも幸せに生きていけるよ」と伝えたい。
そして、10年後の子どもたちにも、「幸せは、自分の力でつくり出すことができる。まずは自分と周りの人を幸せにしよう!」と伝えたいです。
そのためにも、まずは大人が、自分自身を大切にしながら生きていく。その姿を子どもたちに見せていく。
そんな未来を、私はぴこはなの仲間たちとつくっていきたいと思っています。
あなたの幸せが、誰かの幸せにつながる
ぴこはなの理念に共感してくださったあなたは、もうすでに「幸せの循環」の中にいるのだと思います。
大きなことをしなくてもいい。まずは、自分の手の届く範囲にいる人を大切にすること。誰かの話を聴くこと。「大丈夫だよ」と声をかけること。そんな小さな思いやりが、次の誰かへつながっていく。
一人ひとりの幸せが、家族へ、学校へ、地域へ、そして社会へ。その循環を、ぴこはなと一緒につくっていけたら嬉しいです。
あなたも、私たちと一緒に、温かい未来を育てていきませんか?

